「投資の勉強を始めたけれど、なかなか上手くいかない…」

「お金を貯めたいのに、つい使ってしまう…」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、お金が貯まるか、増えるかを決めるのは、あなたの「知性(知識)」ではなく「行動(マインド)」です。

今回ご紹介する『サイコロジー・オブ・マネー』は、全世界で大ヒットした「お金の心理学」の名著
本書は、難しい数式や経済理論はいっさい出てきません。

代わりに、私たちがなぜお金で失敗してしまうのかどうすれば心の平穏を保ちながら資産を築けるのかを、生々しい人間ドラマとともに教えてくれます。

この記事では、本書のエッセンスをすみす流に要約し、今日から実践できる「3つの超重要マインド」をわかりやすく解説します!

『サイコロジー・オブ・マネー』基本情報

項目詳細
日本語版
タイトル
サイコロジー・オブ・マネー
一生お金に困らない「富」のマインドセット
原題The Psychology of Money:
Timeless lessons on wealth, greed, and happiness
著者モーガン・ハウセル
(Morgan Housel)
訳者児島 修
(こじま おさむ)
出版社
(日本)
ダイヤモンド社
刊行日
(日本)
2021年12月8日
ページ数312ページ
実績・評価・世界43カ国で翻訳、累計数百万部の大ベストセラー
・Amazon.comで圧倒的な高評価を獲得
・著名な投資家やビジネスリーダーが「人生のバイブル」として推薦

重要な3つのポイント

1. 「裕福になること」と「裕福であり続けること」は全く別物

本書の中で、最もハッとさせられるのがこの一節です。

せっかく投資やビジネスで大成功しても、一瞬で破産してしまう人が後を絶ちません。
その理由は、この2つの違いを理解していないからです。

  • 裕福になるには:
    リスクを取り、楽観的になり、大胆に行動する必要がある。
  • 裕福であり続けるには:
    謙虚になり、最悪の事態を想定し、慎重になる必要がある。


資産形成において、何より大切なのは「サバイバル(生き残り続けること)」です。
どんなに高いリターンを狙うよりも最優先すべきは、「市場から退場させられないこと」。

言うのは簡単、でも実践し続けるのは難しいです。

投資初心者は当然として、自称 “中級”・”上級”の方々もこの点を忘れないようにしましょう。
すみすも改めて肝に銘じます。

2. 「十分な量」を知り、ゴールのゴールポストを動かさない

現代社会は、常に「もっと多く、もっと上を」と私たちを煽ってきます。
しかし、他人の目を気にして「もっと欲しい」という欲望に歯止めが効かなくなると、人生は一瞬で崩壊します。

  • 誰かと自分を比較する「見栄のゲーム」には終わりが無い。
  • 自分が「これだけあれば十分に幸せ」という基準(ゴールポスト)をしっかり固定することが、精神的な安定と本当の富をもたらす。

“足る”を知る、この言葉に尽きますね。

3. お金がもたらす最大の価値は「自由」である

著者は、お金がもたらす最高の配当は「時間(人生)をコントロールできる自由」だと断言しています。

高級車に乗ることや、豪邸に住むことよりも、「自分の好きなときに、好きな人と、好きなだけ好きなことができる」という状態こそが、人間を最も幸福にします。

見栄の罠に気をつけよう:
高級車に乗っている人を見ても、人は「あの車を運転している自分」を想像するだけで、運転手には見向きもしません。
富とは、使わなかったお金(まだ見ぬ資産)のこと。
見栄のために使ってしまっては、本当の富は築けません。

すみすもまったく同感です。

この点に気付けるかどうかが、「人生の分かれ道」になると考えてます。

若いうちは見栄を張りたがるのはしょうがない。
でも、そこからいつ「この事実」に気付けるか、これが大事。

ここに気付けると、見栄張り用の出費が劇的に減ります。
そうすると、資産形成の天敵である「浪費」を抑制できるようになります。

服は「BEAMS」でも「UNITED ARROWS」でもなく、「ユニクロ」で十分。
これに尽きるかと。


ただし、この考え方が合う人合わない人がいるかと思います。
なので、この書籍が「オススメな人」と「オススメできない人」の具体例をまとめました。

『サイコロジー・オブ・マネー』がオススメな人

本書は、投資の「テクニック」ではなく「マインド」を説いた本なので、以下のような人に特に刺さります。

  • 新NISAや積立投資を始めたばかりの初心者
    相場が下がったときにパニックにならず、長期投資を淡々と続けるための「心の防波堤」になってくれるから。
  • 投資の画面を毎日チェックして、一喜一憂疲れている人
    「夜、ぐっすり眠れること」こそが最高の投資判断だという基準を知ることで、肩の荷が下りるから。
  • 「他人のSNS」を見て、焦りや嫉妬を感じやすい人
    タワマン、高級車、豪華な旅行といった「見栄のゲーム」の虚しさを暴き、自分軸の「十分な量」に気づかせてくれるから。
  • 収入は増えているはずなのに、なぜか手元にお金が残らない人
    「富とは、使わなかったお金(目に見えない資産)である」という定義にハッとさせられ、支出のブレーキを踏めるようになるから。
  • お金を通じて「人生の自由」を手に入れたい人
    贅沢をすることではなく、「時間を自分の意志でコントロールすること」が本当の幸福だと教えてくれるから。

こんな人にはオススメできない

  • 「明日からすぐ使える具体的な投資銘柄」を知りたい人
    「この株を買え」「このインデックスファンドが最強」といった具体的な手法やおすすめ銘柄は、一言も出てこないため。
  • テクニカル分析や数式、チャートの読み方を学びたい人
    本書はデータや数字ではなく、人間の「心理」や「歴史のストーリー」をベースに語られているため。
  • 「一攫千金」や「短期トレード」で爆速で億り人になりたい人
    著者が最も推奨しているのは、時間を味方につけた地道な「サバイバル(生き残り)」であり、派手な儲け話は全否定されているため。
  • すでに自分なりの強固な投資哲学があり、資産形成が完璧にうまくいっている人
    マインドセットの本なので、すでに感情を完全にコントロールできている人にとっては「当たり前の綺麗事」に感じてしまう可能性があるため。

まとめ:私たちが今日からできるアクション

『サイコロジー・オブ・マネー』が教えてくれるのは、テクニックではなく「心の持ちよう」です。

最後に、私たちが今日から実践できるアクションをまとめます。

  1. 「夜、ぐっすり眠れるかどうか」で投資判断をする
    利回りが高くても不安で眠れないなら、それはあなたにとって間違った投資である
  2. 貯金そのものを目的にする
    特別な買う目的がなくても、貯金は「人生の選択肢」という自由を買うために必要
  3. とにかく「時間」を味方につける
    あのウォーレン・バフェットの資産の9割以上は、彼が50代後半になってから築かれたもの。
    複利の力を信じて待とう。

知識よりも、自分の感情をコントロールすること
これこそが、最強のマネーリテラシです。

ぜひ本書を手に取って、あなただけのお金との付き合い方を見つけてみてください!